喪女のパパ活

お金くれる彼氏に結婚前提で交際を申し込まれて処女喪失しました
30代の頃にある地方都市に仕事で赴任をしていたことがあって、地元の知人に紹介されたスナックに入り浸っていたことがありました。独身であり家族もいない僕にとっては、ちょっとだけ年上であるママの存在が実の姉のような感じで居心地が良かったのです。
ママも独身でした。既婚歴はなくて「私は喪女だから」が口癖でした。
若い頃から実家の家計のために水商売の道に入って、ビジネス的な疑似恋愛は何度もしてきたけど、本気で「この人と一緒になりたい」と思ったことは一度もないと言うことでした。その内に稼ぎで養っていた親が亡くなり、お金の心配も無くなり、気づけば自分を慕ってくれるお客さんも増えてきて、だったら独立して自分の城を持とうかな?と今に至ったと言うことでした。
「こうやって恋愛できない人が、お酒を出してお客さんからお金もらって生活しているんだから、喪女のパパ活よね」
と、ママは半ば自虐的に笑っていました。
喪女と言えば縁がなくて喪女と呼ばれている人が殆どだと思っていましたが、ママのように喪女と自覚して違うところに自分の存在価値を求めている人もいるのだなと感じました。
「私にとってはここが我が家だし、皆さんが家族なのよ」
と言う喪女のママを、僕を含めたお客さんは皆愛していました。もちろん、最初は下心があったことは否めません。若い頃からお客さんに見られることを意識している生活をしているママはルックスもなかなかのものでした。喪女のパパ活でもいいから、ママとやりたいと思っていたのは僕だけではないでしょう。
でも、店に通うにつれてそんな気持ちは無くなっていきました。実の姉を抱くことはできますか?そんな感じです。
やがて、僕は任期を終えて本社復帰しました。30代の長い時間をママを含めた地方都市の空気の中で過ごしたことになります。気づけば、すっかりと婚期を逸してしまっていた感もありますが、パパ活サイトで本当にパパ活をやって一回り若い女の子と遊びながら、自分も本当はママみたいな喪男なのかもしれないな、と感じる今日この頃な次第です。
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